【大会テーマ】
   障害者の自立生活におけるパーソナル・アシスタンス制度の可能性
        -札幌市PA制度の課題と可能性-

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1.大会趣旨

 日常生活をおくるうえで何らかの支援を要する障害者が、地域社会において安心で安全な暮らしを継続してゆくためには、個々の生活状況に即した生活支援が不可欠である。また、障害者の十全な市民権とQOLを確保するうえで、障害者自身による支援のセルフ・マネジメントが重要であることも論をまたない。
 特に多くの支援ニーズを持つ重度障害者に対する見守り支援も含めた支援の量的・質的確保は、「地域移行」を重要政策とする日本の障害者福祉領域において危急の課題である。障害者総合支援法の策定に結びついた「障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会」におけるパーソナル・アシスタント導入をめぐる提案や、重度訪問介護の対象拡大をめぐる議論は、この課題への一つの応答であったと言えるだろう。
 札幌市では、このような重度障害者への生活支援の拡充とセルフ・マネジメントの実現を目指して、2010年4月より、全国で初めてパーソナル・アシスタンス制度(以下、PA制度と記す)を市の単独事業として導入し、自立生活支援の一つのメニューとして運用を開始した。
 本研究大会では、この札幌市における先駆的事業の実態と課題を明らかにするとともに、この新たな支援システムがもたらす自立生活支援の可能性について考えてゆきたい。

2.開催日時

2014年3月8日(土) 13:30 ~ 16:30  

3.会場

 北星学園大学 B館 B500教室

4.プログラム

総合司会:木下武徳(北星学園大学)
13:30 開会
13:30 ~ 14:30 基調報告 岡本 雅樹氏(CILさっぽろ事務局長)
14:30 ~ 14:40 休憩
14:40 ~ 16:30 シンポジウム
 司会     :田中 耕一郎(北星学園大学)
 シンポジスト:伊藤 弘明氏(札幌市障がい保健福祉部障がい福祉課給付管理係)
          小谷 晴子氏(札幌アシストセンター・マザー代表・PA利用者)
          渡邊 貢氏(札幌市PAサポートセンター・スタッフ)
          青木 壮大氏(札幌市PAサポートセンター・スタッフ)
 コメンテーター :岡本 雅樹氏(CILさっぽろ事務局長)
16:30 閉会 

5.参加申込

次のいずれかの方法でお申し込みください。参加費は無料です。

①メールでのお申し込み
氏名、所属、連絡先(携帯またはメールアドレス)、④参加に際して配慮を要する事項、⑤介助者同伴の有無・介助者のお名前をメールでお知らせください(④・⑤は該当者のみ)。

申し込み先:tanakoh@hokusei.ac.jp (北星学園大学 田中耕一郎 宛)

②ファックスでのお申し込み
開催要綱をダウンロードの上、申し込み用紙にご記入の上、下記までお知らせください。

申し込み先:FAX 011-896-7660 (北星学園大学 田中耕一郎 宛)